3月21日春分の日。
花粉症だけどお花見が大好きな妻の呼びかけにより、上野公園へお花見に行くことに。
妻の予想では、「少し咲き始めているはず」とのことで、私は朝からお弁当を作って、支度を整えます。
朝9:30、上野公園に着くと、入り口付近の桜は割と咲いているようです。
↑桜をバックに、記念撮影。
どこかお弁当を広げられるところを探して奥に進むと、だんだん開花済みの桜が減っていきます。どうやら咲いているのは公園入口付近だけのようです。
お弁当を広げられる場所を見つけましたが、桜は全く咲いていません。
でもお腹が空いたので、シートを広げてお弁当を頂くことに。
家族でお弁当を食べていると、20代前半と思われる女性がカメラを持って近づいてきて、
「テレビ局の者なのですが、お花見特集の取材をしていて、ちょっとお話聞かせて頂いてもいいですかぁ?」
とのこと。
周りを見渡しても、朝9:30〜桜の咲いていない木の下で花見をしている家族は、我々だけのようです。
『無下に断れば、この若い女性はインタビューする相手がいなくて、露頭に迷うことになり、結果としてなんの成果も持ち帰れずに上司にこっぴどく絞られることになるのではないか。』
そんなことを頭の中で想像した私は、この女性への思いやりとして、インタビューを受けることにしました。
「では、カメラ回しますねぇ」といって、ハンディカメラの電源を入れたその女性が投げかけてきた質問、
「今日は、どういうきっかけで来たんですかぁ?」
「桜はどうですかぁ?」
「今日は雨も降るという予報が出てますが?」
「今年の桜への期待は?」
なぜか、質問をされればされるほど、すごく惨めな気持ちになってきます。
『この女性は、今年の開花予想や今日の天気予報もチェックせず、ただ妻に言われるがまま家族と花見に来たはいいが、案の定桜などろくに咲いておらず、半ば冷たい風が吹き付ける曇り空の下で、レジャーシートと弁当を広げるハメになった私たち家族の醜態を、テレビ電波に乗せて全国へ配信しようとしているのではないか?』
インタビューが進むにつれて、こんな被害妄想で頭の中がいっぱいの私は、質問への答えも辿々しく、『テレビ映えするような受け答えではない』と自分でもわかるほどでした。
一通りインタビューを終えた女性が、礼を言って立ち去って行くと、我々家族には虚無感だけが残っているのでした。
早々に弁当箱を片付け、レジャーシートをたたんで、心機一転、上野動物園に向かうことにしました。
動物園の入口前には、列ができていて、結構な混雑具合です。
先程の女性が言っていたとおり、雨もちらつき始めて、傘をさしている人も見られます。
ゲートをくぐるとすぐ、上野動物園名物の、ジャイアントパンダの展示があるのですが、物凄い列です。
↑60分待ちです。
花見ついでに立ち寄った我々家族に、この行列についてまで、パンダを見たいという欲求は微塵もありません。
散歩がてら、動物を見られればそれでいいのです。
↑像がエサを食べるところ。
↑ベビーカーから降りた次女は大はしゃぎです。
↑ホッキョクグマとの2ショット
やはり上野動物園は、混雑具合がすごいです。
妻に
「やっぱ先週行った、よこはま動物園ズーラシアの方が、空いてて綺麗で・・・」
と言いかけると、
妻は
「ヘイ!それ以上言うと、お前の舌を引っこ抜いて、二度と上野動物園の悪口を言えなくしてやるぞ!」
と遮ります。
やはり妻は根っからの台東区民です。
上野動物園をこよなく愛して止まないのです。
一通り動物を楽しんだ私たちは、午前中の曇り空が嘘のように晴れ渡った正午頃、青空のもとこれから上野公園を楽しもうという観光客を横目に、帰宅の途につくのでした。
↑はしゃぎ疲れて寝る次女。
追伸
インタビューを受けたテレビ番組をわざわざ録画して観ましたが、案の定私のインタビューは全カットでした。
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ありがとうございます!
来週あたり、リベンジしようかと話しています。
次こそは満開を期待して。
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お花見は、これから本番になると思うので場所を変えながら何回も楽しめるかと思います。いい思い出ですね。
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